ヘルペスの自然療法でも「リジン」が活躍

リジン

ヘルペスは、一度発症してしまうと身体に潜み続けてしまうウイルスと言われています。そのため、疲れやストレスが溜まってしまって免疫力が落ちてしまうと再発してしまうことが多い感染症になります。

ヘルペスの一般的な治療方法と自然療法にはどんな方法があるのか調べてみることにしましょう。

ヘルペスの一般的な治療方法

まずは、ヘルペスの一般的な治療方法について確認しておくことにしましょう。ヘルペスの一般的な治療では、「抗ウイルス薬」が用いられています。ヘルペスの治療に用いられる抗ウイルス薬には外用薬と内服薬があります。どんな効果や特徴があるのか見てみることにしましょう。

抗ウイルス薬の効果

ヘルペスの治療に用いられている抗ウイルス薬にはヘルペス・ウイルスの作用を抑制する効果があります。

抗ウイルス薬には、活性化してしまったヘルペス・ウイルスによって引き起こされている症状を抑えてヘルペス・ウイルスの活動を鎮静化する効果があります。

残念ながら抗ウイルス薬には、神経節の中でひっそりと潜伏しているヘルペス・ウイルスに作用することは出来ませんし、活性化してしまったヘルペス・ウイルスを体外に追い出したり、死滅させたりすることも出来ません。つまり、ヘルペスを完全に治療する方法は現在のところ確立されていないことになります。

ヘルペスの根本的治療が確立されていないため、ヘルペスが再発する度に抗ウイルス薬で、ヘルペスの働きやヘルペスの症状を抑制し続けなければならない事になります。

また、抗ウイルス薬を用いることで、発症から症状が治まるまでの期間を短縮する効果も確認されています。

抗ウイルス薬の効き目

それでは、抗ウイルス薬の効き目はどの程度あるのでしょうか?抗ウイルス薬の有効率は85%以上と言われています。

37名の性器ヘルペス患者を対象とした臨床データが公表されています。そのデータによると、発症から患部表面に存在しているウイルスが消えるまでの期間と、発症してから皮疹(水膨れやただれ)が消えるまでの期間の観察・観測が行われました。

37名の患者のうち、30事例が報告されています。ウイルス薬による治療を行なった結果、30例中26例に有効以上の効果が見られました。

抗ウイルス薬の働き

次に、抗ウイルス薬の働きについてみてみることにしましょう。抗ウイルス薬には、ヘルペス・ウイルスの増加を止める働きがあります。ヘルペス・ウイルスの増加を止めることによって病変を最小限に止めることになります。

ヘルペスは、感染してしまっている細胞内においてウイルスの数をどんどん増やして行くことになります。細胞内で増え過ぎたウイルスは細胞から排出されて、周囲の細胞に再び感染し病変を拡大して行きます。細胞の力を借りてDNAをコピーすることによって、ウイルスは増えて行くことになります。

そのため抗ウイルス薬には、ウイルスによるDNAのコピーをブロックする働きがあります。DNAのコピーを行なうことご出来なくなってしまうとウイルスは、増殖を繰り返すことが出来なくなってしまいますので、病変の拡大をそこで抑えることが可能になります。因みにこうした働きのある抗ウイルス薬が細胞そのものに害を与えてしまうことはありません。

抗ウイルス薬はヘルペス・ウイルスに感染してしまっている細胞に取り込まれる事によって作用が起こる仕組みになっているからです。そのため、ヘルペス・ウイルスに感染していない正常細胞に取り込まれてもこのような作用が起こることはありません。また、ヘルペス・細胞に感染してしまった細胞の方がより抗ウイルス薬を取り込みやすいという特徴もあります。

抗ウイルス薬の投与は早ければ早いほど効果的

抗ウイルス薬の投与は、早ければ早いほど効果的と言われています。

口唇ヘルペス患者208人を対象とした臨床検査においても、薬の投与を始めるタイミングの早さによって効果が違うことが明らかになっています。

発症後0時間~8時間までに治療をスタートした場合は抗ウイルス効果が見られましたが、9時間~25時間後に治療をスタートした場合はプラシーボ群と差が見られませんでした。

病変が発症してから8時間の内に投薬した被験者には、抗ウイルス効果が見られました。

しかし、発症後9~25時間で投薬した被験者では、偽薬が使われた被験者と効果に差がなかったのです。

抗ウイルス薬にはウイルスを抑制する作用はありますが、水疱などを治す効果はありません。

それは、水疱などはウイルスそのものによって出来てしまうのではなく、ウイルスを排除しようとする免疫機能の働きによって出来てしまうからです。

そのため、抗ウイルス薬の効果があるのはウイルスが体内で増え始めてから3日位までになります。ウイルスが増え始めてから水疱などが現れるまでに3日位かかると言われています。つまり、水疱などが出始めたその日の内に抗ウイルス薬を使う必要があることになります。

自然療法でヘルペスを改善するには?

ヘルペスの一般的な治療方法について見て来ましたが、ヘルペスは再発を繰り返してしまうことが多いため、出来れば自然療法で改善したいと思っている方も多いのではないでしょうか?自然療法でヘルペスを改善するにはどうすれば良いか、その方法について探ってみることにしましょう。

ヘルペス・ウイルスのコピーを防ぐには「リジン」が効果的

ヘルペスを改善するには、ヘルペス・ウイルスの増殖を防ぐために必要なウイルスのコピーを妨害する働きがある食材を積極的に取り入れることをおススメします。

必須アミノ酸の一種である「リジン」には、ウイルスのコピーを作る作用を妨害する働きがあると考えられています。

ヘルペスの再発防止にサプリメントを利用する場合は1日あたり1,000mg、ヘルペスが発症してしまっている時には1回あたり1,000mg、1日3回合計3,000mgを空腹時に摂取すると効果的と言われています。

リジンは体内でタンパク質を合成するのに欠くことの出来ないアミノ酸になります。また、必須アミノ酸の中でも「制限アミノ酸」に該当するアミノ酸で、必要量に対する充足率が低いアミノ酸になります。

そのため、ヘルペスの改善や再発予防だけでなく、体内でのアミノ酸の生成を促進するためにも積極的に摂取したいアミノ酸と言えるでしょう。

また、リジンを主成分としたリップクリームなどもありますので、口唇ヘルペスの予防として普段から使ってみるのもおススメです。

非必須アミノ酸の一種である「アルギニン」には、ヘルペス・ウイルスが増えてしまうことを助長してしまう働きがあるとも言われていますので、注意が必要です。

但し、リジンの摂取量がアルギニンの摂取量よりも多い場合は、リジンのアルギニンに対する拮抗作用によって、ヘルペス・ウイルスが増加してしまったり活性化してしまったりすることはありません。

リジンが豊富に含まれる食材には、豆、魚、鶏肉、卵、七面鳥、野菜、レバー、ビール酵母などがあります。

また、アルギニンが多く含まれる食材には、ナッツ類、小麦、チョコレート、ゴマなどがありますので、食事として取り入れる時には、これらのバランスを考えて取るようにすると良いでしょう。

ここで誤解されてしまうといけないのが、アルギニンは不要なアミノ酸であったり、ヘルペスを再発させてしまう悪役のような立場だったりするわけでもありません。むしろ体内では欠くことの出来ない重要な働きをしているアミノ酸になります。

アルギニンは、とても重要なアミノ酸の一種になります。成長ホルモンの分泌を促したり、筋肉組織を丈夫にしたり、免疫力をアップする効果があります。また、アンモニアの解毒や血管の拡張作用などもあります。また、肌の保湿効果や、新陳代謝の促進作用などもありますのでなくてはならないアミノ酸になります。

免疫力をアップする食材で免疫力アップ

また、ヘルペスは免疫力が下がってしまった時に再発してしまいます。そのため、免疫力をアップする食材を積極的に取り入れるようにすると良いでしょう。

オレンジ色や赤い色の野菜や果物には、免疫力をアップする効果があると言われています。

赤い色をしたトマトやスイカには「リコピン」が含まれています。そしてリンゴの赤い皮には「ポリフェノール」が含まれています。リコピンもポリフェノールもどちらも抗酸化作用が高いので、紫外線の害から体を守ってくれる働きがあります。

人参のオレンジ色はカロテノイドの一種である「βカロテン」によります。体内ではビタミンAと同じような効果を発揮します。ビタミンAやβカロテンには鼻、のど、胃腸の粘膜の潤いを保つ作用があります。鼻やのどは外からのウイルスの侵入を防ぐ最初の砦と言えます。そのため、これらの粘膜が十分に潤っていることによって、外部からのウイルスなどの侵入を防いで免疫力UPに効果的です。

また、バイオフラボノイドやビタミンCなども多く含まれていますので、これらの食材は免疫力アップが期待出来ます。リンゴ、アプリコット、ビーツなどが該当します。

コラーゲンの生成に必要なアミノ酸で皮膚の強化

皮膚のコラーゲンを生成しているアミノ酸を摂取して皮膚を強化しておくことも再発予防につながります。

コラーゲンは、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アラニンの4種類になります。これらのアミノ酸はいずれも非必須アミノ酸になります。それぞれの特徴をみておくことにしましょう。

グリシン

皮膚のコラーゲンを構成しているアミノ酸のおよそ3分の1がグリシンになります。

肌の真皮層の大半を占めるのがコラーゲンになりますので、肌の柔軟性やハリを保つ重要な物質になります。また、グリシンなどのアミノ酸は、天然保湿因子(NMF)のおよそ40%を占めています。そのため、肌荒れを起こしてしまう要因として、角質層内のアミノ酸不足が原因となっていることが分かっています。

また、グリシンには血管を拡げて、身体の表面温度の上昇を促進して体内の熱を出すことで身体の中心温度を下げる働きがあります。睡眠に入る時に身体の内部の温度が下がることで心地よい眠りに入ることが出来るようになっていますので、グリシンには自然な睡眠へと誘う作用と睡眠の質をアップする作用があります。

グリシンを豊富に含む食材として、牛スジ、鶏の軟骨、エビ、カニなどがあります。

プロリン

プロリンの働きとして、体内に取り込まれて吸収されたアミノ酸からコラーゲンの生成を促す作用があります。また、壊れてしまったコラーゲンの修復作用もプロリンにはあります。

肌に存在するプロリンの量が多ければ多いほど、肌の柔らかさやハリを維持することが可能になると言われています。ビタミンCを合わせて摂取することで、コラーゲンの再生力、肌荒れの防止、肌の潤いを保つ作用がアップすることになります。

また、プロリンにはこうしたコラーゲンの再生や生成作用があることから、コラーゲンが主成分となっている軟骨の健康を維持することが可能になり関節の痛みなどを緩和する作用もあります。

さらに、プロリンには、脂肪燃焼作用があると言われています。それは、プロリンには消化酵素であるリパーゼを活性化させる作用があることによります。そのため、脂肪燃焼をサポートして、内臓脂肪や皮下脂肪を減らす作用が期待されています。

プロリンが豊富な食材として豚肉、ゼラチン(ゼリー、マシュマロ)、焼き麩、湯葉、高野豆腐などがあります。

ヒドロキシプロリン

ヒドロキシプロリンは、コラーゲンを生成するアミノ酸の一種になります。

線維芽細胞でのコラーゲンの生成を促す作用と、表皮細胞の増加を促す作用があります。

高い保湿作用があり、シワの改善作用も期待されています。また、アトピー性皮膚炎に有効と言われています。

ヒドロキシプロリンは、プロリンに水(水酸基OH)が結びつくことで生成されます。そして、ヒドロキシプロリンは、コラーゲンの中だけに存在するアミノ酸になります。

アラニン

アラニンは非必須アミノ酸の一種になります。

皮膚への作用としては、コラーゲンの生成と天然保湿因子(NMF)の構成成分として、肌の保湿作用があります。

また、アラニンはアルコールの代謝を促進する作用があるため二日酔いの改善や、肝臓機能のアップなどが期待されています。

アラニンを多く含む食材として、しじみ、あさり、かに、海苔、牛や豚のレバー、鶏肉などがあります。

亜鉛

亜鉛は新しい細胞が生成されるときに必要な微粒元素になりますので、これらのアミノ酸と合わせて取りたい成分になります。

亜鉛が多く含まれている食材として牡蠣、牛肉、カボチャの種、ほうれん草などがあります。

ヘルペスの一般的な治療方法と自然療法について見てきましたが、リジンのヘルペス・ウイルスに対する作用はとても重要であることがお分かり頂けたのではないかと思います。

自然療法でヘルペスの再発防止を行ないたいと思っている場合は、今回ご紹介した方法に加えて免疫力を低下させてしまう最たる原因と言われている「ストレスの解消」が重要になって来ます。

また、紫外線はヘルペスを再発させてしまう原因のひとつになっていますので、外出時の紫外線対策は忘れずに行ないたいものです。

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