脳の疲労解消にも「リジン」

リジン

「リジン」の効果や働きとして発毛育毛作用や、ヘルペスに対する作用は良く知られていますが、リジンには他にも様々な作用は効果が期待されています。

リジンは他のアミノ酸と組み合わせることで脳の機能を更にアップする効果も期待することが出来ます。どんなアミノ酸と組み合わせることで更なる脳の機能アップが期待出来るのか探ってみることにしましょう。

脳の疲労の原因

脳の機能が低下してしまう原因として「脳疲労」があります。脳は心身の司令塔のような役割を果たしている部分ですので、脳が疲れてしまうことで心身への様々な弊害が出て来てしまうことになります。

脳の疲労の原因は大きく分けると次の3つになります。

  • 脳にアンモニアが溜まってしまっている状態
  • 脳のエネルギーが足りない状況
  • 過剰なストレス(情報)状態

それぞれの原因と状態について確認しておくことにしましょう。

脳にアンモニアが溜まってしまっている状態

アンモニアが体内で発生してしまう要因は2つあります。

ひとつは、腸で食べ物として摂取したタンパク質が分解される時に生じます。そして、アンモニアは腸から血液に乗って肝臓に運ばれて行きます。肝臓にある尿素回路(オルニチン回路)と呼ばれている回路の中で、アンモニアは無毒化されて、尿となって体外に排出されます。

けれども、尿素回路(オルニチン回路)が十分に機能しないと、アンモニアが十分に解毒されないまま脳に辿り着いてしまうことがあります。

そしてもうひとつ、精神的ストレスを感じてしまったり、脳を使い過ぎてしまったりした場合、脳でアンモニアが発生してしまいます。

脳にアンモニアが溜まっていることを神経が感じてしまうと、アンモニアの毒をこれ以上増加させてしまうことのないように、脳に疲れを感じさせてやる気の低下を起こさせるようになります。

脳のエネルギーが足りない状況

脳は、エネルギー源として通常「ブドウ糖」を使っています。けれども、血糖値が低くなってしまったり、鉄分が不足してしまったりすることで脳のエネルギーが足りなくなってしまい、脳が疲労を感じてしまうようになります。

過剰なストレス(情報)状態

何となく身体がだるい、やる気が起こらないなどといった脳疲労の原因として最も多いのが「過剰なストレス(情報)」がかかってしまったことによって引き起こされているケースになります。現代は年代を問わず、学校、仕事、友人関係など様々な場面で多種多様な情報(ストレス)が入って来ます。つまり情報過多の時代になります。

大脳の仕組みを見ておくことにしましょう。この仕組みを理解しておくことで、どうして脳疲労が発生してしまうか明確になると思います。

大脳には、「大脳新皮質」と「大脳旧皮質」があります。大脳新皮質の役割は覚える・考えると言った「知性」になります。これに対して、大脳旧皮質の役割は「感情の表出(本能)」になります。新皮質と旧皮質が対等な働きを行なっているのが自然な状態になります。

例えば、仕事で残業をしなければならない状況になってしまった時、大脳新皮質は「無理して働く」という選択をした時に、大脳旧皮質は「疲れを癒す」と思ったとします。感情(本能)とは全く正反対の選択を続けていくと、やがて心身のバランスが崩れてしまうことになります。

必要以上の我慢は心身のバランスを崩してしまって、脳疲労を招いてしまうことになってしまいます。

脳疲労の症状

それでは、脳疲労になってしまうとどういう症状が現れてしまうのでしょうか?

脳疲労として五感の中で最も現れやすいのが、味覚と言われています。脳疲労が強い人は濃い味付けのものを好むようになってしまい、その結果、肥満などの生活習慣病を発症しやすくなってしまうと言われています。

やる気の喪失や、精神面や感情面においても異常が見られるようになると言われています。うつ病なども脳疲労が大きく関わっていると言われています。

また、自律神経の乱れからくる過食症、不眠症、腹痛、頭痛なども起こってしまうようになります。

脳疲労を改善する方法

それでは、脳疲労を改善するにはどうすれば良いのでしょうか?次の様な方法があります。

楽しいと思えることを始めてみる

過剰なストレス(情報)が原因で起こってしまった脳疲労は、自分が嫌だと思うことを極力行なわないようにして、健康によくて自分がやりたいと思っていることや興味のあることを続け、大脳新皮質と大脳旧皮質の調整を行なうことで脳疲労を改善させる方法があります。

つまり、自分の心の声に耳を傾けるようにすることが第一歩と言えるかも知れません。「~すべき」ではなく「~したい」を優先させる方法とも言えそうです。

本当に自分が楽しいと思えることをひとつでも見つけて始めることで、大脳新皮質と大脳旧皮質のバランスが取れて来るようになることでしょう。

靴を履く順番を逆にしてみる

靴を履く順番を逆にしてみて下さい。普段の習慣を少し変えることで、脳が活性化されて自律神経の働きがアップすると言われています。些細な習慣を少し変えるだけでOKですので、誰でも手軽に始めることが出来そうです。

笑う(作り笑顔でも大丈夫)

「笑い」は、脳の疲労を解消することが出来ると言われています。笑うことで喜びの感情に関係している副交感神経が刺激されます。

ご存知の通り、自律神経には交感神経と副交感神経があります。副交感神経にはリラックス効果、血行促進効果、筋弛緩効果などがあります。笑顔は精神的な疲労を緩和する作用があります。

笑顔に関係する筋肉を動かしていると脳が勝手に笑っていると判断しますので、作り笑顔でOKです。

鼻呼吸にする

口呼吸を行なっている場合は、鼻呼吸に変えると精神的にリラックスした状態になる可能性があります。

鼻呼吸を行なうと、呼吸が深くなり、副交感神経が優位な状態になります。

口呼吸を行なってしまうと、呼吸が浅くなってしまい、交感神経が優位な状態になります。

寝ても取れない疲労があるのなら、一度呼吸の仕方を見直してみるのも良いかもしれません。

また普段から気分転換に腹式呼吸をしてみるのも良いでしょう。腹式呼吸にも副交感神経を優位にする効果があります。

マイナスの感情を手放して発散する

我慢強い性格は時には美徳ですが、何でも一人で抱え込んでしまったり溜め込んでしまったりしないようにすることは大切です。

発散方法は一つではありませんので、ご自分の好きな方法で発散してみることで負の感情を手放してみてはいかがでしょうか?

質の高い睡眠

脳の疲労を回復させるのに最も効果的な方法は「質の高い睡眠と言われています。

睡眠には心身の疲れを回復させ、脳の疲労回復効果も期待出来ます。

昼間、ぼんやりしてしまったり、強い眠気を感じてしまったり、何となくだるい、何となくイライラしてしまったりしていたとしたら、睡眠不足によって脳が十分な休息を取れていない状況と言えそうです。

脳疲労の改善にリジンはピッタリ

脳疲労の原因や改善方法について見て来ましたが、必須アミノ酸である「リジン」は、脳疲労の改善にピッタリと言えるのではないでしょうか?リジンの期待出来る作用には脳疲労の改善方法に当てはまる、次の様な作用があります。

脳のエネルギー生成サポート効果

リジンには、脳のエネルギー源であるブドウ糖をエネルギーに変換するのをスムーズに行なうようにする作用が期待されています。

脳のエネルギーが十分に補われることで、脳の機能が活性化されたり、栄養不足による疲労が軽減されたりすることによって集中力がアップされます。

リジンの脳のエネルギー不足によって起こってしまう脳疲労を改善するのに、ピッタリと言えます。

成長ホルモンの分泌促進作用

リジンは、身体の成長や組織の修復に関係する抗体、ホルモン、酵素などの原料になります。そして、成長ホルモンの分泌を促す作用があります。

脳疲労によって自律神経の乱れが起こってしまうと言われています。自律神経を整えるには質の高い睡眠が必要になって来ます。成長ホルモンの分泌が促されることで質の高い睡眠を得ることが出来るようになります。また、質の高い睡眠は心身の修復に欠くことの出来ない要素ですのでストレスの軽減なども期待出来ます。

肝機能アップ

リジンには、肝臓の機能をアップする効果があります。肝臓を活性化させてリパーゼの働きを活発にし、脂肪酸の利用率が向上し、血液中の飽和脂肪酸やコレステロールの量が適正化されるようになります。

脳にアンモニアが溜まってしまうことで、脳疲労が起こってしまうと言われていますので、尿素回路(オルニチン回路)がある肝臓の健康は大事になって来ます。

リジンの効果のひとつである肝機能のアップは、肝臓を丈夫で健康な状態にすることで尿素回路(オルニチン回路)の正常な運行を支える要素のひとつと言えるのではないでしょうか?

疲労感を軽減するアミノ酸

リジンと一緒に摂取することで脳疲労改善効果がアップするアミノ酸をいくつかご紹介しておくことにしましょう。

ヒスチジン

ヒスチジンは、子供には生成することが出来ないけれども、大人になると生成することが出来るようになるアミノ酸になります。そのため、ヒスチジンは体内で合成することが可能な唯ひとつの必須アミノ酸になります。

また、ヒスチジンが不足してしまうことによって、ヒスチジンを体内で生成することのできない子供の場合は、発育障害となってしまう可能性があります。

ヒスチジンを体内で合成することが可能な大人でも、放っておくと皮膚トラブルを招いてしまったり、肥満などを引き起こしてしまったりする傾向があります。

ヒスチジンには、普段の生活の中で疲労を感じてしまっている方の疲労感を減らしたり、頭がスッキリしたり、注意力がアップしたりしたという自覚の改善効果について研究報告されています。また、認知機能テストでは、単純な記憶や判断が必要とされる作業の効率アップにも有効であることが分かっています。

トリプトファン

トリプトファンは必須アミノ酸の一種になります。

トリプトファンの特徴は睡眠に大きく関わる「セロトニン」と「メラトニン」の生成に大きく関与しています。

セロトニンは、昼間、太陽の光を浴びることで、トリプトファンから生成される神経伝達物質になります。精神を安定させたり、日中目覚めさせておいたり、体温調節にも関わっています。

メラトニンは、脳の松果体と呼ばれている部分において、セロトニンから生成される脳内ホルモンになります。メラトニンは夜になると分泌量が増加し、深部体温を下げるなどで質の高い睡眠をもたらしてくれます。

トリプトファンからセロトニンやメラトニンを合成するには、炭水化物やビタミン類も必要になりますので、合わせて取るようにすることで、睡眠の質を更にアップすることになります。

脳の疲労の回復の一番の薬と言われている「睡眠」の質を上げることによって脳の疲労解消や改善につながります。

また、トリプトファンを摂取するのは、朝がおススメです。トリプトファンが脳内に辿り着いて、メラトニンが分泌されるまでには時間がかかりますので、朝食の時間帯がベストと言えそうです。

チロシン

非必須アミノ酸の一種である「チロシン」には、ドーパミンやノルアドレナリン、副腎髄質分泌されるホルモン、神経伝達物質であるアドレナリンなどの前駆体になります。

チロシンは、精神面や感情面に関する作用があると考えられています。チロシンには、脳の疲労を軽減させるのに役立つ次のような作用があります。

やる気や集中力のアップ

チロシンは、行動の動機づけに関与しているドーパミン、集中力をアップするノルアドレナリン、思考、認知、創造、計画、行動などに関与し前頭前野においてシナプスを形成している神経伝達物質のセロトニンなどの前駆体になります。そのため、チロシンにはやる気や集中力をアップする作用が期待されています。

脳が疲労してしまうとやる気や集中力がなくなってしまいますが、チロシンを摂取することでドーパミンやノルアドレナリンが生成され分泌されることでやる気や集中力の改善が期待出来ます。

白髪予防

チロシンは、メラニン色素の原料になり髪の毛を黒く保つことをサポートします。そのため、白髪を防ぐ働きがあると考えられています。白髪は見た目の年齢を老けさせてしまいますので、いつまでも若々しくありたいと思っている方にとっては、白髪が増えることでストレスを感じるようになってしまうかも知れません。そうしたストレスから解放されることで、老いに対する不安やストレスから多少なりとも解放されることでしょう。それによってストレスが軽減され脳の疲労の緩和に貢献すると考えられます。

ストレス軽減作用

過度なストレスの下では、アドレナリンとノルアドレナリンが使われてアグレッシブになってしまうと言われています。

チロシンはアドレナリンやノルアドレナリンなどの前駆体ですので、精神や感情をコントロールする働きがあると言われています。これによって、チロシンにはストレスを軽減する作用があると考えられています。

脳の疲労にストレスは大敵ですので、チロシンを摂取することでストレスが軽減され、脳の疲労の改善が期待出来ます。

脳疲労について見て来ましたが、リジンをはじめとしたアミノ酸は脳の疲労改善にピッタリと言えるではないでしょうか?

タグ:

リジン
リジンが集中力アップに効く!大人にも子どもにもオススメの理由とは?

仕事や勉強を効率よくこなしていくために、欠かせないのが「集中力」です。集中できないときには、何十分も …

リジン
その頭痛はヘルペスが原因かも?リジンで免疫力をサポートしよう!

日常生活の中で、突然やってくる頭痛に悩まされる方は、決して少なくありません。頭が痛くなりそうな予感が …

リジン
リジンは妊娠中に飲んでも大丈夫?妊婦さんとリジンとの付き合い方を解説

妊娠中は、普段の体とは異なるもの。またお母さんが摂取するものが、赤ちゃんに対してダイレクトに影響する …