リジンは妊娠中に飲んでも大丈夫?妊婦さんとリジンとの付き合い方を解説

リジン

妊娠中は、普段の体とは異なるもの。またお母さんが摂取するものが、赤ちゃんに対してダイレクトに影響する時期でもあり、「○○は摂取しても良いのだろうか」と悩んでしまうケースも少なくありません。一つ一つ問題をクリアにしていくことで、ストレスのない妊娠期を過ごせるのかもしれませんね。

今回は、近年注目度も高まっている「リジン」について紹介していきます。こちらについても、「摂取しても良いものかどうか……悩んでしまう!」という方も多いのではないでしょうか。妊婦さんのリジン摂取について、詳しく解説していきます。

妊婦さんにとってもリジンは必要な栄養素!


リジンは、私たちの体を作るタンパク質を構成する、必須アミノ酸の一種です。この必須アミノ酸はリジンを含めて全部で9種類あり、リジン以外にも以下のようなものが含まれています。

  • トリプトファン
  • メチオニン
  • フェニルアラニン
  • トレオニン
  • バリン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • ヒスチジン

タンパク質を構成するためには、全てのアミノ酸がバランスよく働く環境が必須となります。数あるアミノ酸の内、一種類だけでも不足していれば、他のアミノ酸もしっかりと働けないことがわかっています。

リジンは、必須アミノ酸の代表格とも言われていて、人間が体内で合成することはできません。つまり人間がリジンを補給するためには、食べ物から摂取し続ける必要があるということです。しかし日本人の食生活においては、リジンが不足しやすい環境にあるということがわかっています。

妊娠中は、おなかの赤ちゃんを守り、そして大きく育てるための時期でもあります。自分の体を維持していくためだけではなく、「赤ちゃんの体を作り出す」ことになりますから、当然タンパク質を合成するアミノ酸の摂取についても、しっかりと意識したいところです。

またリジンには、カルシウムの吸収を促進する効果も期待できます。健康な骨を作り出すために、カルシウムは欠かせない栄養素の一つです。しかし一生懸命に摂取しても、体になかなか吸収されにくい栄養素でもあり、知らない内にカルシウム不足に陥ってしまうケースも少なくありません。

妊娠中は、赤ちゃんのためにカルシウムが消費されやすい時期でもあり、積極的な摂取が求められます。そんなカルシウムを、体内に吸収されやすくする働きを持っているのがリジンで、両者を同時に摂取することで、効率よく補給することが可能となります。赤ちゃんのためにも、そして妊婦さん自身のためにも、カルシウムだけではなく、リジンも積極的に摂取していきましょう。

通常の環境下においても、リジンは不足しやすいアミノ酸の一種として知られています。普段以上にアミノ酸バランスについて意識しながら、体の内側がスムーズに働ける環境を作っていくのがオススメです。母子共に健やかに、妊娠期を乗り越えていけるのではないでしょうか。

妊娠中のリジン摂取は「食事から」が基本!


妊娠中においても、積極的に摂取したいリジン。食事から絶えず補給し続ける必要がありますから、リジンをしっかりと摂取できるような食事バランスへと、整えていくのが基本となります。

リジンは、米や小麦など、日本人が主食としている食品の含有量が少ない一方で、以下のような食材には豊富に含まれています

  • かつお節
  • 湯葉
  • 大豆
  • まぐろ
  • きなこ
  • 鶏肉
  • かつお

体内における栄養バランスを考えると、「何か一つの食材のみを極端に摂取する」というのはオススメできません。1日3食のメニューの中に、リジンを多く含む食材を、上手に組み込んでいきましょう。「今日はお魚だったから、明日はお肉」といった感じで、さまざまな食品をバランスよく摂取することを意識してみてください。

リジンを多く含む食材の中でも、妊娠中に摂取しやすいのが各種大豆食品です。身体に良い印象も強いですし、豆腐や納豆などは、食生活にプラスしやすいという特徴もあります。「ごはんのお供」として、食事に組み込んでみてください。

「赤ちゃんのために」と、妊娠中の食生活に気を配る妊婦さんも多いことでしょう。しかし「アミノ酸」については、私たちにとって身近な栄養素であるからこそ、ついつい忘れてしまう……なんてケースも少なくありません。

普段から当たり前のように摂取が求められる栄養素だからこそ、妊娠したからといって、何か特別なアナウンスが行われるわけではありません。例えば「葉酸」や「鉄」などは、妊婦さんが積極的に摂取する必要がある栄養素として広く知られています。これは妊娠期に、「通常以上に摂取しなければならない」という特別な特徴を持っているからこそ、広くお知らせされている内容だと言えます。

アミノ酸やリジンについては、「妊娠中だから」という理由で特別な摂取を求められる栄養素ではありませんが、人間にとっては非常に重要なもの。新たな命を育んでいる妊婦さんにとっても、それは当てはまることです。

アミノ酸バランスやリジン摂取についても、通常の時期以上に意識しておきたいところです。

リジン不足が引き起こす問題とは?

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体がリジン不足に陥ると、以下のような問題を引き起こしてしまいます。

  • 疲労感の蓄積
  • 集中力の低下
  • 肝機能の低下
  • 目の充血
  • めまい
  • 吐き気
  • 貧血

これらの症状は、妊娠中だけに限らず、リジン不足に陥れば誰もが悩まされてしまうものです。逆に言えば、これらの症状で悩まされているときには、リジン不足を疑ってみるのも良いでしょう。

貧血やめまい、吐き気などは、特に体調が安定しない妊娠初期に、悩まされる妊婦さんも多いものです。不快な症状の原因が「妊娠」や「つわり」にあるのか、それとも「リジン不足」にあるのか、わからないことも多いかもしれません。

またつわり中でバランスの良い食事を摂取することが難しくなっているときには、妊娠による影響と栄養不足による影響の、両方を受けてしまっている可能性もあるでしょう。

体調が安定しない時期には、「とにかく食べなきゃ!」と考えるのは難しく、それがそのままストレスの原因になってしまう可能性もあります。

つわりや栄養面において不安なことがあれば、担当医に相談の上で、ベストな対策を取っていくのがオススメです。また体調が安定してきたら、栄養バランスについても意識しながら、リジンを補給していきましょう。

サプリメントでのリジン摂取は必要に応じて


日本人にて不足しやすいのが、リジンです。このため世の中には、「リジン補給」を目的にしたサプリメントが多数登場しています。リジンには、「集中力アップ」や「ダイエット効果アップ」など、嬉しい効果も多数期待できますから、サプリメントで積極的に補給する方も少なくありません。

思うように食事がとれない妊娠中であっても、サプリメントの摂取であれば、負担は少なくて済むでしょう。「つわりで苦しいけれど、栄養バランスの乱れが気になるからこそ、サプリメントで補給したい!」という方も多いのかもしれませんね。

とはいえ妊娠中は、普段以上に体がデリケートな時期であり、またお母さんと赤ちゃんが強く結びついている時期でもあります。妊婦さんが摂取したサプリメントは、そのまま赤ちゃんの小さな体にも届けられることになり、その影響を不安視する声も少なくありません。

妊娠中には、葉酸や鉄などのサプリメントを摂取する方は少なくありません。特に葉酸については、食事のみで必要量を賄うのが難しいために、「サプリメントでの補給が積極的に推奨されている」という事情もあります。

とはいえ、リジンのサプリメントとなると、その扱い方は「考え方によって異なる」ケースが多いようです。

アミノ酸の一種であるリジンは、もともと食品に含まれている栄養素の一種ですから、「妊娠中に体に入れることが悪いわけはなく、サプリメントで摂取するのも問題はない」と考える方もいます。

一方で多くのリジンサプリメントの注意書きをチェックしてみると、「妊娠中・授乳中の摂取は控えてください」という文言が記載されているケースも決して少なくありません。妊娠中・授乳中にリジンサプリメントを摂取した場合、赤ちゃんに対してどのような影響が出るのかは、実はよくわかっていないポイントでもあります。

リジンは普段の食生活において、高い意識を持ち、バランスを整えることで必要量の摂取が可能な栄養素です。「無理にサプリメントで摂取しなくてもOK」であれば、デリケートな妊娠中・授乳中には「食事からの摂取を基本」として考えた方が良いのかもしれません。

どうしてもサプリメントからリジンを補給したい!と思う場合には、担当医に相談の上で利用するようにしましょう。また摂取量などについても、しっかりと管理する必要があります。

リジンサプリメントは産後にオススメ


妊娠中には摂取を控えたが良いと言われることも多いリジンサプリメントですが、産後の女性にとっては、非常に強い味方となってくれるでしょう。授乳期間を終えたら、上手に活用してみるのがオススメです。

産後の女性にとって、リジンサプリメントがオススメな理由は以下の通りです。

疲労回復効果が期待できる

赤ちゃんのお世話は、昼夜を問わず継続していきます。夜中に赤ちゃんに起こされ、寝不足で悩むママも決して少なくありません。こうした環境の中で、慣れない育児に疲れ切ってしまうママもいるでしょう。

リジンには、脳のエネルギー源となるブドウ糖の補給をスムーズにする効果が期待できます。脳の栄養不足を予防することで、疲労回復効果を高め、イライラを抑えてくれることでしょう。「なんだか最近疲れてきたな」と思ったら、ぜひリジンサプリメントで効率の良いアミノ酸補給を目指してみてください。

集中力を高めてくれる

赤ちゃん育児には、集中力が不可欠です。赤ちゃんの身の安全を守るために、常に集中力を発揮するママも少なくありませんが、疲れているときには、それが難しくなってしまうケースも多いのではないでしょうか。

先ほど挙げた「脳のエネルギー源をスムーズに補給する」という効果により、リジンは集中力を高めてくれることがわかっています。こちらも、赤ちゃん育児中には嬉しい効果だと言えます。

組織の修復を促してくれる

タンパク質合成のために欠かせないリジンは、産後の傷ついた体の修復もサポートしてくれます。出産によるダメージは、体の見えないところで起きているもの。赤ちゃん育児に奮闘する中で、自分自身のケアがおろそかになってしまうママも、決して少なくありません。

足りないリジンを補給し、体の組織の修復を内側から促していくことで、出産によるダメージも、上手にケアしていけることでしょう。

美髪効果

産後の時期には、髪に関するトラブルを抱えるママも少なくありません。産後しばらくすると、抜け毛が増えるのは仕方がないこと。産後の抜け毛は一時的なもので、新たな髪がきちんと生えてきますから、それほど心配する必要はありません。

しかし育児による疲労や出産によるダメージが原因で、「髪の生え変わりのタイミングで、髪質が変わる」というケースも少なくありません。以前よりも癖やうねりが強くなったり、ハリやコシが失われてしまったりすることもあるでしょう。

リジンは、タンパク質のケラチンを生み出す働きを担っており、このケラチンは髪や肌を構成する素となるものです。つまり積極的にリジンを摂取することが、健康的で美しい髪を生み出す秘訣となるのです。

赤ちゃん育児で奮闘している最中に、時間をかけて髪のお手入れをするのは難しいこと。また髪は、人間の生命維持機能と直接関わっておらず、栄養面におけるダメージが出やすい部位としても知られています。

日常的にリジンを摂取することで、ごく自然にケアができるとしたら、「助かる!」と感じるママも多いのではないでしょうか。美しい髪で、見た目年齢も若々しく保っていけることでしょう。

このように、産後のリジン摂取には良いことがたくさんあります。授乳期間を終えた後であれば、普段の食生活で不足しがちなリジンを、サプリメントで効率よく補給することも可能となります。ぜひ「日常生活の中でできる健康ケア」として、取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

妊娠中においても、リジン摂取は非常に重要なこと。日本人にとって不足しやすいリジンだからこそ、意識して摂取することが、他のアミノ酸を効率よく働かせるための秘訣となります。

とはいえ、妊娠中のリジン摂取は、「食生活のバランスを整えること」で意識するのがオススメです。リジンサプリメントの中には、妊娠中や授乳中の使用を控えるよう、指導しているケースも多く、こうした製品は避けた方が無難です。

もし妊娠中にリジンをサプリメントで摂取したいと思うのであれば、「妊婦さんでも摂取できるサプリメント」の中からリジンが含まれている製品を選び、担当医に相談した上で取り入れると、安心できます。

またリジンは、産後のママの生活をサポートしてくれる栄養素でもあります。疲れが蓄積しがちな時期だからこそ、リジンを効率よく補給して、疲労やイライラを抑えていきましょう。忙しい時期に、ついおろそかになりがちな「自分自身のケア」にも、一役買ってくれることでしょう。

授乳期間を終えたら、リジンサプリメントも安心して摂取できます。リジンパワーも上手に取り入れながら、育児生活を乗り切っていけると良いですね。

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