寒暖差による体調不良にはトリプトファン!アミノ酸で自律神経を整えよう!

その他のアミノ酸

季節の変わり目には、何かと体調を崩しやすい……と感じている方も多いのではないでしょうか。季節が移り変わるときには、気圧や気温の差も大きくなりやすいもの。この変化に、体が追い付かないことで、さまざまな不調が起こってしまいます。

辛い症状をなんとかしたいけれど、人間が季節の移り変わりを調整するのは難しいもの。こんなときには、自身の栄養バランスを見直すことで、調子を整えていきましょう。

季節の変わり目を上手に乗り越えていくために、積極的に摂取したいアミノ酸の一種「トリプトファン」について紹介します。トリプトファンの特徴や、なぜ季節の変わり目に効果を発揮してくれるのか、効果的な摂取方法などについて、詳しくお伝えしていきます。

トリプトファンとはどんなアミノ酸?


人間の体の内部で、たんぱく質を構成するアミノ酸には、全部で20種類が存在しています。トリプトファンはその中の一つで、たんぱく質を合成するために使われるほか、肝臓や腎臓で分解され、体を動かすためのエネルギー源として使われています。

たんぱく質を合成する20種類のアミノ酸は、どれも人間にとって欠かせないものばかりです。その中でも、体内でほかの物質から合成することができないアミノ酸を「必須アミノ酸」と言い、食べ物やサプリメントから積極的に補う必要があります。トリプトファンは、そんな必須アミノ酸の一種なのです。

アミノ酸の中で、あまり耳にした経験がない……と感じる方もいるかもしれませんが、トリプトファンは「睡眠」「幸福感」とセットで注目されるケースが多いです。


人間に質の高い睡眠をもたらしてくれるのが「メラトニン」と呼ばれる脳内ホルモンです。このホルモンが分泌されることにより、人間の体温は下がり、深い眠りへと誘ってくれます。このメラトニンを分泌させるために必要となるのが「セロトニン」という神経伝達物質なのですが、こちらは日中に人間を覚醒させ、その活動をサポートするという役割を担っています。

昼間に太陽の光をしっかりと浴びて、セロトニンを分泌させておくことが、夜になってメラトニンを多く分泌させる要因となり、人間を心地よい眠りに導入してくれる、という仕組みになっています。

さて、ここで疑問を抱きがちなのが「トリプトファンはどこでどう関わっているの?」という点ですが、日中の活動をサポートするセロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンを元にして作られています。つまりトリプトファンが体内で不足していれば、セロトニンもメラトニンも作り出すことができない、というわけです。

またセロトニンが分泌されているときに、人間は、ストレスや不安を抑制し、幸福感や満足感を抱きやすくなることがわかっています。トリプトファンをしっかりと摂取して、セロトニンの分泌を促進させることが、日々の心の状態を安定させ、生活の質を向上させてくれるでしょう。

寒暖差が激しい季節の変わり目にはトリプトファンを!


人間にとって欠かせないトリプトファンですが、季節の変わり目には、特に積極的に摂取したい理由があります。トリプトファンには、自律神経を整える作用も期待できるからです。

季節の変わり目には、以下のような不調を訴える方も少なくありません。

  • 原因不明の頭痛
  • くしゃみや鼻づまり
  • なんとなく気分が上がらない

どれも「我慢できないほどではないから」と、なんとなくやり過ごしている方も多いのかもしれませんね。しかし季節の巡りは幾度となく繰り返すものですから、根本的な解決を目指すのもオススメです。

根本的な解決を目指すために必要なのは、「なぜ季節の変わり目になるとこのような不調が現れるのか」という点を、きちんと理解することです。季節の変わり目には、気温の変化が著しくなります。「昨日は真冬のような寒さだったのに、今日は春の陽気」ということもありますし、「昼間は暖かいけれど、朝と晩はまだまだ冷え込む」なんてこともあるでしょう。

人間の体は7度以上の急激な温度変化が起きたときに、それに対応しきれずに、自律神経が不具合を起こしてしまうケースがあります。これを寒暖差アレルギーと言います。

また季節の変わり目には、天候が不安定になるケースも多いものです。気圧の変化が全身の血管に影響を与えることも、不調の原因になってしまうと言われています。


「天候」や「自然」が関係している以上、全てを思い通りにコントロールするのは難しいかもしれませんが、日常生活の中で意識して改善できるポイントもあります。それが自律神経です。

季節の変わり目に乱れがちな自律神経を、トリプトファンでしっかりと整えていきましょう。こうすることで、辛い寒暖差アレルギーの症状を緩和できる可能性があります。

トリプトファンが元となって作られるセロトニンには、自律神経を整える働きがあることがわかっています。普段は無意識で働いている自律神経を整えることに対して、「難しい」と感じることもあるかもしれませんが、積極的なトリプトファン摂取が、それをサポートしてくれます。

トリプトファンの効果的な摂取方法とは?


寒暖差アレルギー対策として、トリプトファンを摂取する方法が有効であることを示してきました。しかしもともとトリプトファンは必須アミノ酸の一つで、体内で合成することはできません

だからこそ、食品から積極的に摂取していきましょう。以下は、トリプトファンを含む食材の例と、可食部100グラム当たりの含有量についての情報です。

  • 白米:82ミリグラム
  • パスタ(乾麺):140ミリグラム
  • 鮭:250ミリグラム
  • カツオ:310ミリグラム
  • マグロ赤身:270ミリグラム
  • 豚ロース肉:280ミリグラム
  • 鶏むね肉:270ミリグラム

成人の1日あたりのトリプトファン摂取推奨量は、体重1キログラム当たり4ミリグラムとされています。つまり体重50キログラムの人であれば、200ミリグラムを意識してトリプトファンを摂取したいところです。

トリプトファンは、数多くの食材に比較的豊富に含まれていますから、「充分に摂取されている」と感じる方も多いかもしれません。しかしセロトニンを分泌させる目的でトリプトファンを摂取するのであれば、「朝」のタイミングで摂取するのが効果的だと言われています。

朝にしっかりとトリプトファンを補給することで、日中のセロトニンの働きをサポートし、それがメラトニン生成にもつながっていく、というわけですね。

「朝一番でこれらの食材からトリプトファンを充分に補給する」と考えると、「少し厳しい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

サプリメントなら朝一番でも苦にならない


自律神経をサポートし、寒暖差アレルギーの辛い症状を軽減したい!と思ったときには、サプリメントでトリプトファンを補給するのがオススメです。サプリメントであれば、摂取のタイミングは自分の自由に設定できます。朝食に、時間をかけて凝ったメニューを用意しなくても、絶妙なタイミングで充分な量のトリプトファンを摂取できます。

また寒暖差アレルギーだけにとどまらず、アレルギー症状の対策は「症状が出てから」では遅いと言われています。一度鼻水が出始めてしまったら、それをリセットするのは簡単ではありません。強い薬などを用いて、症状を抑え込む必要がありますが、そこには「眠気」や「だるさ」などの副作用も付き物です。

普段からサプリメントでトリプトファン摂取を習慣化しておけば、辛いアレルギー症状が出る前の段階で、ストップできる可能性も高いです。当然、「症状を抑え込むために、本当は飲みたくはないけれど頼らざるを得ない薬」を服用する必要もなくなるでしょう。

また、トリプトファン摂取によってセロトニン・メラトニンの分泌を促進できれば、夜間の質の高い睡眠にもつながっていきます。心と体の健康にも、役立ってくれるはずです。

サプリメントでトリプトファンを摂取するのであれば、ぜひビタミンB6も同時に摂取することを心掛けてみてください。ビタミンB6は、トリプトファンからセロトニンを生成するためのサポートを行う栄養素です。より効率的に、トリプトファンを働かせることができます。

もちろん生活習慣を整えることも大切


自律神経を整え、季節の変わり目に起こりやすい不快な症状を撃退するためには、トリプトファン摂取だけではなく、各種生活習慣の見直しとセットで行うのが理想的です。

積極的に見直ししたいポイントは、以下のとおりです。季節の変わり目を少しでも快適に乗り切っていくため、ぜひ意識してみてください。

朝はしっかりと太陽を浴びて体を目覚めさせる

自律神経を整えるために必要なセロトニンは、朝しっかりと目覚めることで、その働きを活性化していきます。体を目覚めさせるために、非常に効果的なのが「朝日を浴びる」という方法です。

「たったそれだけのことで……?」と思ってしまいがちですが、太古の昔から、人間は太陽と共に活動してきました。その光を浴びることで、自然と体内のスイッチがオンになるよう、システムが作られているのですね。

太陽の光を浴びるときには、カーテンをしっかりと開け、15分程度を意識するのがオススメです。セロトニンの分泌量を増やすと共に、ずれた体内時計を修正し、自律神経を助ける効果が期待できます。

適度な運動をする

セロトニンの元となるトリプトファンをしっかりと補給したら、次は効率よくセロトニンを生み出すためのサポートをしましょう。その一つが「適度な運動」です。

運動が苦手な方にとっては「ハードルが高い」と感じがちかもしれませんが、セロトニン生成のために必要な運動とは、決して激しいものではありません。むしろ、単調な動きをリズム良く繰り返した方が、効果的だと言われています。

外で行う運動を朝一で取り入れれば、「朝日を浴びる」という目的も同時に達成することができます。気持ち良く一日をスタートさせるための、サポートをしてくれることでしょう。

ぜひリズムを意識して、心地の良い運動を心掛けてみてください。

カフェインの摂取はほどほどに!

コーヒーや紅茶、栄養ドリンクなど、私たちの生活にとって身近で、摂取する機会も多いカフェインですが、摂取し過ぎると自律神経を乱すことがわかっています。

せっかくトリプトファン+セロトニンの組み合わせで自律神経を整えようとしても、過剰摂取したカフェインがそれを乱してしまうとしたら……残念ながらあまり効果が期待できなくなってしまいます。

まずは、普段自分が摂取している飲料をチェックし、どのような飲料にカフェインが含まれているのかを再確認しましょう。その上で、少しずつ避ける工夫も必要となります。

まとめ

季節の変わり目には、辛い症状に悩まされる方も少なくありません。「寒暖差アレルギー」という言葉も少しずつ知られるようになってはきましたが、まだまだ「自分の不調の原因が特定できず、悩んでいる」という方も多いはずです。まずは自身の体調が崩れやすい「時期」に注目し、その内容を把握することで、不調の原因やそれを取り除くための方法も見えてくるのかもしれませんね。

寒暖差をうまく乗り切っていくためには、「自律神経を整える」のを意識するのが効果的です。人間の意識とは関係ないところで働く自律神経について、普段から意識している方は少ないのかもしれません。しかし乱れたリズムを整えることこそが、快適な生活につながる可能性も高いと言えるでしょう。

必須アミノ酸の一種であるトリプトファンは、人間の睡眠や心の状態、そして自律神経とも深く関わっている栄養素です。積極的に摂取することで、質の高い睡眠を手に入れられると共に、自律神経を整える効果も期待できることでしょう。幸福感が高まって心の状態が安定すれば、毎日をもっと快適に過ごしていけるのかもしれませんね。

そんなトリプトファンを体内でしっかりと働かせるためには、毎日継続的に摂取していくことが重要です。各種食べ物からも、比較的摂取しやすいアミノ酸だと言われていますが、より手軽に、そして確実に摂取するためには、サプリメントを活用してみると良いでしょう。

ストレスフルな現代において、トリプトファンは注目度の高まっているアミノ酸サプリメントでもあります。原因が特定しづらい季節の変わり目の体調不良を、トリプトファンサプリメントと共に、上手に乗り切ってみてください。

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